柴犬がかかりやすい病気〜皮膚編〜を調べてみました。




柴犬がかかりやすい病気について勉強のため色々調べてみました。多くのサイトで犬種別(柴犬がかかりやすい)の病気をまとめてくれているのでとっても参考になりました。

自分の愛犬が病気になった際は、犬種別でも調べるでしょうが、おそらく症状とか部位での具合のほうがもっと詳しく知りたいのでは?と考えたので、部位別にまとめていければと思います。その第一弾として〜皮膚編〜を調べてみました。全身が毛に覆われていますし面積も大きいので皮膚に関する悩みが最も多いのかもしれません。

※注意、医療的なことに関してこの記事は筆者が独自で調べた内容です。筆者は医師の免許はもちろん、医療的な知識もありません。

この記事はあくまでも自分の飼い犬がかかった際にすぐ目を通せるためと柴犬を飼う上での勉強のために作成していますので個人の見解になります。ですので参考にされるかどうかは飼い主さんの自己責任でお願いします。(間違いがあった際の指摘なども是非お願いします。)

柴犬がかかりやすい皮膚の病気6選

ランキングをつけたわけではありません。インターネットや本で調べる中でよく出てきた病気を6つ紹介します。

柴犬がかかりやすい皮膚の病気
1.アトピー性皮膚炎
2.アレルギー性皮膚炎
3.マラセチア皮膚炎(脂漏性皮膚炎)
4.膿皮症
5.食餌アレルギー
6.皮膚糸状菌症

難しい病名が並んで何のことかさっぱりわからないので一つ一つ細かく症状を調べてみました。

アトピー性皮膚炎

症状

激しくかゆがっている。激しく舐めたりしている。皮膚が赤く腫れたりただれたりしている。皮膚に発疹がみられる。色素沈着がある。皮膚が硬く分厚くなる。

治療

かゆみを軽減するにはステロイド剤を投与。かゆみの原因の一つであるヒスタミンの働きを抑えるには抗ヒスタミン剤を投与。と投薬治療となるようです。
自宅ではブラッシングや掃除、洗濯、換気、シャンプーをこまめに行う必要がある。

アレルギー性皮膚炎

症状

激しくかゆがっている。激しく舐めたりしている。皮膚が赤く腫れたりただれたりしている。皮膚に発疹がみられる。色素沈着がある。皮膚が硬く分厚くなる。症状としてはアトピー性皮膚炎と変わらないそうです。

治療

かゆみを軽減するにはステロイド剤を投与。かゆみの原因の一つであるヒスタミンの働きを抑えるには抗ヒスタミン剤を投与。と投薬治療となるようです。
自宅ではブラッシングや掃除、洗濯、換気、シャンプーをこまめに行う必要がある。

症状がアトピー性皮膚炎と類似しているため、治療(症状への対処)もアトピー性皮膚炎と同じようなものになるようです。治療自体よりも何に対してアレルギー反応を示しているのか、アレルゲンの特定が最も重要になります。外で飼っている犬にはノミアレルギーも発生するようです。

マラセチア皮膚炎(脂漏性しろうせい 皮膚炎)

症状

主にかゆみや炎症を引き起こして、皮膚がベタベタしたり、赤く発疹する。またフケが増えて、脱毛してしまったり、体臭が発生することもあります。皮膚炎の他に外耳炎を引き起こすこともあるようです。皮膚では、口唇や鼻、脇の下や肛門周囲などに炎症が起こりやすい。皮膚に粘膜の常在菌であるマラセチアという酵母菌(カビ)が増え、かゆみや炎症などを引き起こす。

治療

ベースは基礎疾患の治療が基本となりますが、病気の元となるマラセチアや細菌の増殖を抑えるために、抗真菌剤や抗生物質の投与を行います。また動物病院で処方された薬用シャンプーを週1〜3回程度と頻度高く利用して、シャンプー後はしっかりと乾かすことが大切になります。
自宅ではブラッシング時も丁寧に乾かす。マラセチアは湿度が大敵ですので、湿気や蒸れを防いで、乾かし清潔に保つ事が必要。

膿皮症(のうひしょう)

症状

4歳までの仔犬や10歳以上の老犬に多く見られる症状で、皮膚上で菌が繁殖してしまい、皮膚に赤色やクリーム色のニキビのような発疹がみられることもあります。重篤化すると化膿して膿がでている状態にまでただれてしまうようです。仔犬の場合はそんなに心配がいらないようですが、老犬の場合は背後に重篤な疾患を抱えているのでしっかり調べる必要があります。

治療

症状にもよるようですが、湿疹やかゆみ、赤みがひどい場合は抗生物質の投与を一週間以上続ける必要があるようです。また殺菌効果膿ある薬用シャンプーによる薬浴も効果的で、皮脂や汚れをシャンプーでキレイに洗い流すことが大切です。

食餌アレルギー

症状

食物成分にアレルギー反応を起こすことによって、食餌アレルギーを引き起こしてしまうようです。アレルギーになりやすい食物は、牛肉や、乳製品、チキン、小麦、大豆など多岐に渡っているようですので、ドッグフード以外の餌を与えるときには結構注意が必要なんだな。と感じました。また年齢や性別に関係なく発症するようです。症状としては脱毛や皮膚を痒がる。食べ物が原因なので慢性的な下痢など胃腸障害を引き起こしている際も食餌アレルギーの可能性があるようです。

治療

食物成分が原因なので、まずしなければならないことは、アレルゲンとなる成分を特定する必要があります。そのためには数カ月に渡って食事制限を行う必要があります。例えば今まで一度も与えたことのない食べ物を与えたり、特定の食べ物を与え続けたりで症状が軽減するかをチェックします。非常に月日と労力がかかるなと感じました。食事制限は自身の判断で行うのでなく必ず獣医師に相談すること。

皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)

症状

顔や耳や体などに円形状の脱毛ができ、最初は小さいが、徐々に大きくなってきます。人間で例えるところの円形脱毛症みたいな感じなのでしょうか。その周りにはフケやかさぶたが多く見られることもあります。注意点として、皮膚糸状菌症は犬だけでなく人間にも感染する人畜共通感染症で、ペットから飼い主に感染することもあるので、病院にすぐ行くこと。

治療

抗生物質の投与や、皮膚糸状菌症に効果のある抗真菌剤の内服や、塗り薬など外用薬で治療します。薬用シャンプーでの薬浴など、日ごろから室内を清潔に保ったり、飼育環境も清潔にしておく必要があります。




ABOUTこの記事をかいた人

柴楽(しばらく)

HN:飼い主柴楽(しばらく)と豆柴きな 東京在住。2017年12月から豆柴を飼い始めた一人暮らしアラフォー。WEB関係の仕事。豆柴きなの成長記と、一人暮らしで飼っていくために学んだ情報をまとめていければと思います。