写真はきなの後肢(うしろあし)のレントゲンです。写真の下側が右足になりますが、斜めにくっきりと骨折の筋が見てとれます。
2018年1月11日(木) 生後120日。わが家に来て21日目。
きなを迎え入れてちょうど三週間目に事件は起きてしまいました…。
目次
豆柴きな抱っこからの落下!そして断末魔の鳴き声…。
オフィスにきなを連れてきていた日でした。きなはスタッフに撫でられたり、抱っこされたりまるで人間の赤ちゃんのようです。オフィスにきなを連れてくるようになってから数日がたち、全く嫌がる素振りも見せないので、安心していた矢先に事件が起きてしまいました。
この日は、育休中のスタッフの女の子が生後10ヶ月くらいの赤ちゃんを連れて事務所に遊びに来ていました。人間の赤ちゃんを初めて見たきなは興奮気味。そして赤ちゃんも子犬に興味津々。
赤ちゃんを抱っこしたスタッフと、きなを抱っこした別のスタッフが対峙する形となった次の瞬間!きなが赤ちゃんに飛びかかろうといきなり暴れてダイブ!きなを抱えていた女性スタッフの身長は決して高くなく、ダイブ先の床も絨毯だったのですが着地した瞬間
「キャンキャンキャンキャンキャンキャンーーーーーーーー!!」と甲高い断末魔のような鳴き声が、、、悲しいことにそれが初めて聞いたきなの鳴き声でした。
近くにいた僕は慌てて、「きなーーー」と叫びながら駆け寄りました。しかしパニックになっていたきなは、差し出した手に思いっきり何度も噛み付いてきました。そしてあっという間に僕の手はきなの歯型だらけになり、あっちこっちから血が流れていました。
きなは右後ろ足をずっと縮こめて、地面につけることなく3本足でフラフラと歩き始め、自分のベッドまでたどり着くと力なく座り込んでしまいました。
柴犬が骨折したかも!?パニックの中落ち着いて対処するには。
痛がる様子を見てすぐに、「これは骨折したんじゃないか?」と直感しました。
しかし運悪くかかりつけの動物病院はあいにくこの日は休診日。Googleで近所の動物病院を探して慌ててタクシーに飛び乗り向かいました。
病院に到着しレントゲンで撮影したところ、悪い予感は的中で骨折しているとの診断。先生はとても親切で丁寧な方でこうおっしゃいました。
「うちの動物病院では骨折の治療経験は多くないです。治療法としてはギブスで固定をすることになる。」「慌てる必要はないからもう一つ専門の病院を紹介するから行ってみたらどうか?」と提案してくださり別の病院に向かうことになりました。
はじめての体験で僕も頭がパニックで一刻も早く治療してもらいたいと焦りましたが、子供の頃の僕も骨折して2日くらいそのまま生活していた事を思い出して少し冷静さを取り戻しました。
僕の場合は先生のアドバイスもあり治療せずにもう一つの病院に向かいましたが、もしギブスで固定されたとしてもこうゆう場合は、念の為に別の病院でも診察を受けるほうが安心かもしれないなと学びました。
柴犬(豆柴)の創外固定手術とその費用について
待合室で不安そうなきな。とても可哀想です。
都内にある犬の骨折やヘルニアの治療で有名な相川動物医療センターを紹介されてやってきました。手術したほうがいいとのことで、創外固定手術という方法で手術することになりました。手術のあとは入院が約1週間。その後ギブス(ピン)を付けての生活が約3ヶ月程度と聞かされて、気が遠くなる思いでした。
そして何よりも手術費用が40万円程度ということにビックリしてしまいました…。しかしこれがきなを治す最善の道と思ったのですぐに手術をお願いすることにしました。はじめての犬の骨折。はじめての手術だったので、値段が高いのか安いのか、このときは検討も付きませんでした。
初めての犬の骨折と手術で学んだことをまとめます。
1.犬の抱っこの仕方は基本通りしっかり。他人に抱っこさせるときも遵守すること
2.犬が怪我をしても慌てない。事前に動物病院を調べておくといいかも
3.今思うと、動物保険に入っておけばよかった。動物保険について調べておくこと
4.犬の手術費用が高いのか安いのか。それがわかるのは完治してその後の生活を見て判断する