2017年12月26日(火) 生後104日。わが家に来て5日目。
※この記事を書いたのは1月14日です。このブログは後で思い返して何日か前の出来事を書いたりしています。夏休みの日記は後でまとめて派だったのでご理解ください。
きなを引き取りに行ったのは12月22日なのですが、ブリーダーさんの所で既に「ふん」「ふん」と鼻を鳴らすような小さなくしゃみをしていました。念のためお薬を頂いてわが家に迎えておりました。
わが家に来てからのきなは、既にブログで書いた通りケ−ジに引きこもって出てきませんでした。ようやく出てケージ内をウロウロしはじめた26日に症状が悪化してたので、慌てて初めての動物病院に行くことになりました。
目次
慣れないとわからないかも!?柴犬の咳とくしゃみの違い
飼ってるうちに判別がつきますが、はじめて犬を飼う人には咳とくしゃみの違いってわからない人も多いと思います。
僕の場合も、ブリーダーさんの所で「ふん」「ふん」と鼻を鳴らす?すする?ような音が聞こえて、ブリーダーさんが「くしゃみしてますね。」とおっしゃっていたので、てっきり最初はくしゃみが悪化したと思いました。
Furboで撮影したきなの咳のシーンをアップしました。誰かの参考になればと思います。
20秒あたりから咳をしています。音が小さくてわかりずらいかもです。
「カッカッ」という音。聞こえようによっては「グシュグシュ」という音。これを最初はくしゃみが大きくなったと勘違いしていました。
動物病院に連れていき、動画を見せるまでは先生も「お風邪かなー」なんて言ってたのですが
動画を見せた瞬間「これは咳です。」と断言。
しかも、人間で言うとおじさんが「グホッゲホッ!」とする痰が絡んだ咳でとっても苦しんでいます。と言われ非常にショックを受けました…。
さらに追い打ちをかけるように先生に言われた言葉はショックすぎて一瞬頭が真っ白になりました。
「今からこのワンちゃんの病状の可能性を説明します。」
「可能性は3つあって、気管支炎、ぜんそく?(二個目忘れました)そしてケンネルコフです。」
「気管支炎であったりした場合は完治します。」
「しかしケンネルコフであった場合は完治しません」
「ワンちゃんにもよるけど、症状が緩和されてそのうち治ったように見える」
「または全然良くならない。」
「たまぁに咳するかな−という程度に収まる。」
つまりケンネルコフだったら治らない…。治らないって!?不治の病!?
このときにすでにパニックだったのですが、さらにこう続けられました。
「ワンちゃんを飼うのは初めてですか?」
「柴犬は結構、大変なんですよ。」
「お薬を出して症状の緩和が見られない場合…。」
「ブリーダーさんに連絡して愛着が沸く前に…。」
ショックすぎて皆まで書くことはできません。でも獣医さんが決して冷酷な先生ではなく、今まで見てきたケースとして(特に大型犬)では飼い主の夜も眠れないほど騒音レベルの咳が続く子もいるとのことでした。
なので、そうゆうこともあるので今のタイミングでしっかり今後のこと考えてくださいね。とのことでした。
治らない病気かも!?と言われたときに正直思ったこと。
きながわが家に来てまだ5日。あんまり懐いてくれない(警戒してケ−ジから出てこない。)そして咳が止まらなくて、一生治らないかもと言われた。
選択肢として愛着が沸く前に、ブリーダーさんに連絡して新しい…。と獣医さんに言われた。
僕は人格者でもなんでもないです。素直に正直な気持ちを書きます。
まずはパニックです。頭真っ白でえらいショックでした。そして「今なら変えたほうがいいかも」「いや、やっぱ僕には飼うのは無理だ…。」普通にそんな感情よぎりました。すいません。
まずは深呼吸をして、頭を整理して。
(アラフォーのおじさんなので感情のコントロールはそこそこできる。)
「この子と一緒に暮らしてこう。」とやっぱり思いました。
冷静に考えて、咳がひどくて治らないから別の子に。これしてしまうと、仮に新しい子を迎え入れてその子がまた別の問題行動を起こしたときに、きっと同じ感情を抱いてしまうと思います。
改めて命を預かる尊さと責任の重さに、身が引き締まる思いでした。
仮にケンネルコフで治らないとしても、症状が軽くなるように飼い主として出来る限りのことをしていってあげたいと思います。
そもそもケンネルコフとは?
ケンネル(犬舎、犬小屋)とコフ(咳をする)という言葉をかけ合わせてケンネルコフ。
犬が集団で生活する環境下でインフルエンザのように次々感染してしまうことや、わが家のように新たな環境に来た際に感染する可能性があるようです。
(ちなみにこんなに書いておいてあれなんですが、ちゃんと検査しないとケンネルコフかどうかはわからないようで…。わが家の場合は疑いです。最近は咳もやや緩和されています。)
また抵抗力が弱い仔犬や老犬が感染しやすく、症状としては咳、食欲不振、高熱、鼻汁などが見られ、重篤化すると肺炎を起こして死亡してしまうこともあるそうです。
大抵のケースは成長とともに徐々に症状が緩和されて、まったく見られないようになったり、2から3割程度の咳程度になったりするそうです。(後日別の病院でケンネルコフの話になった際も獣医さんは同じ説明をしていましたので、どうやらそのようです。)
ケンネルコフの治療方法や症状緩和のためにできること。
わが家はまだ疑いです。しかし咳がひどいので抗生物質などのお薬を3日分頂いて様子をみることになりました。治らないようですと検査の上、症状がひどければネプライザーという薬剤吸引などを行う。
しかし個体によって症状がまったく違いますし、獣医師さんの方針もあるので、実際にそうなったら先生とよく相談して行こうと思います。
また住環境を見直そうと思います。先生に相談した結果、暖かいほうがいいということなので、当面は暖房を20度に設定してつけっぱなしにしておく予定です。
ウイルスが活性化しないために保湿を心がけたいのですが、わが家は湿度が非常に低いため、加湿器を2個購入して湿度を50%程度に保っています。
お散歩の練習や外出は暫く先になりそうですが、健康第一ですね。